エストニア共和国短信:新型コロナウイルス関連情報 (2021.3.10現在)
2021.3.10
毎週水曜日更新
欧州各地での新型コロナウイルス感染の再流行により、入国や現地のビジネスの状況に関してお問い合わせを多く頂いております。
日本同様、エストニア共和国でも新型コロナウイルスの猛威により混乱が続いている状況です。
現地から、新型コロナウイルス感染の最新ニュース(エストニア外務省発表)や、渡航状況、街の様子についてみなさまにレポートいたします。
■筆者: スティナ
エストニア出身。cryptomall oü グローバルマネージャ
2018年 筑波大学 芸術専門学群 総合造形領域 学士課程 卒業
2020年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科芸術専攻 修士課程 終了
2020年 母国エストニアへ帰国
2020年〜 エストニアデザイナーズ教会アシスタント/日本とエストニアのデザインプロダクトの輸出入アドバイザー
2020年〜 cryptomall oü グローバルマネージャ就任
・趣味 = 音楽・映画(ジブリ)
・特技 = 剣道、ダンス
・語学 = エストニア語、英語、日本語のトリリンガル
1.コロナ情報 (エストニア外務省発表 3月8日)
*日本からの渡航者に関する情報のみ抜粋*
イギリス経由でエストニアに来た渡航者はイギリスからくる渡航者と同じようにさらに厳しい入国条件があります(テストや審査、十日間の自粛隔離など)。
日本からくる渡航者は依然と同様、エストニアに到着する72時間前か、到着してすぐにコロナテストを受けて、
最短6日間自粛隔離後、第二のテストを受けて、それが陰性であれば、社会に復帰できます。
上記の自粛隔離の義務はこの6ヶ月以内にコロナから治った人と、ワクチンが打たれた人に当てはまりません。
2.クライシス(kriis). ee 情報
新感染者数が急増しているため、更に厳しい制限が施行されます。最短期間は3/11~4/11。
外での行動も2+2のルール(最大2人組で、他の人と2mの距離をとっておく)に従わなければなりません。家族などは例外です。
学校などの教育施設やスポーツ・文化・エンターテインメント・スパー等の施設も、イベントも、特例以外、中止命令が出ます。
レストラン業は持ち帰り営業のみ許可されます。
ショッピングセンターやその他の店も閉店しなければなりません。
ただし、スーパー、薬局、通信事業、眼鏡屋、ペットショップやガソリンスタンドは営業可能です。
営業が許可されている店は2+2ルールと、許可されている「人/㎡」の最大25%まで入店される顧客を制限しなければなりません。
サービス業の一部は上記と同じ通り営業が許可されます(主に美容業)。
友人との集まりなどもできるだけ遠慮するように注意されています。
3/11に上記の新制限を正式に決定されます。
3. タリンの現在の様子
タリンの現在の様子はパンデミック前と比べればやはり静かです。お店や喫茶店などで人と人との隔離の義務もありまして、基本的にどこも空いています。
更なる制限に対してまだ反対行為が見られませんが、国民は今までの中途半端な制限に呆れています。
それではまた来週お会いしましょう。